さあお店をどうするか考えるぞ!!っと意気込んで
まず最初に詰まるのが「屋号」=お店の名前です。
この記事を読むと以下のようなことが理解できます。

お店を出したいけれど・・・
そもそも「屋号」ってなんでしょうか?
屋号はつけなきゃいけないんでしょうか??
屋号をつける時の決まりなんてあるんでしょうか???
あー――さっぱりわかりません!!!

いちごちゃん、心配しないで!
パン屋を12年経営した経験をもとに
屋号をつけるメリットやデメリット、
屋号をつけるヒントなどを教えますね。
だいじょうぶですよ!
このページを読めば「屋号」をどう決めたらいいかがわかります!

ありがとうございます。
よろしくお願いします!
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屋号を考えよう!

そもそも屋号って何?
屋号とは個人事業主が「事業の名称」や「店舗の名前」として使用するものです。
会社(法人)であれば「商号」といいます。
「店舗名」=「屋号」とは言い切れませんが、実店舗やネットでの店舗(サイト)を構える方は店舗名と揃える方も多いでしょう。
屋号は付けないといけないの?
屋号は無理に付ける必要はありません。
そのため開業届を出す時に「屋号欄」は空欄でも問題ありません。
開業届を出さなくてもお店は始められます。
例として、Youtuberやフリーランスのプログラマーなど「特に屋号を名乗る必要のない方」の場合は、屋号なしで事業している方も多いでしょう。

「屋号」を付けることに「メリット」が二つあります。
屋号を付ける2つのメリット

1.「事業内容・専門性」が伝わり信用度が上がる
屋号を持っていると、取引先に名乗る場合に「事業の内容」がはっきり伝わりやすくなります。
また、もちろん会社名の方がより信頼度は上がりますが、屋号があるだけでも『ちゃんと事業として行っているんだな』という印象を与えられます。
実店舗やネットで店舗(サイト)があれば「店名」をそのまま「屋号」とすることも多いです
フリーランスの方でも「専門性」を出せるネーミングにすると「このジャンルはこの人!」とイメージを与えることができます。
さらにインパクトのある名前なら、その後も覚えてもらえやすくなります。
つまり
- 事業内容が伝わる
- 専門性を出せる
- 信頼性が上がる
と屋号を付けることは事業をする上でメリットになります。
2.屋号を付けた口座を開設できる
2つ目のメリットは屋号を付けることによって「屋号付きの口座」を開設できます。
なぜ「屋号付きの口座」を作れると良いのでしょうか?
1.お客様に不安を抱かせない
ネットショップなど主に「不特定多数に口座振込をお願いする事業」の場合、お客様から見た時に「個人名義」の口座だと不安になります。
それだけで購入・申し込みを止めてしまう可能性があることを考えると、機会損失を防ぐために「屋号付きの口座」を持っていた方が良いでしょう。
2.プライベートと分けることで管理がラクになる
事業を行っていると、毎年「確定申告」が必要になります。
その際は「事業に関係する収入・経費」を申告しますが、プライベートと同一口座を使っていると、帳簿の仕分け手続きが非常に面倒になります。
さらに税務調査が入った場合(うわさのマルサです)は通帳や口座を調べられるケースが多いため、プライベートなお金の動きまで見られてしまいます。
そのためプライベートとは分けて「屋号付き口座」でなくても「事業用の口座」を作っておくべきです。
ただし意味不明な何屋かわからない屋号や読めない屋号、恥ずかしい屋号では結局覚えてもらえないので逆効果になります。

英語でくちゃくちゃと名前が書いてあったり、何屋さんかわからない名前のお店が最近多いですよね。
デザインも大事でしょう。
でも何書いてあるかわからないのはどうでしょう??
店主さんの思いをどこかの外国語で表現しました?。。。うーーん?
屋号を決める前の3つの注意点

1.使えない文言がある
屋号には「●●株式会社」「●●法人」など「会社である」と誤認される文言は使用出来ません。
これは会社法の7条に書かれています。
また「●●銀行」「●●保険」なども同様に銀行法・保険業法によって禁じられているため使えません。
これも銀行法第6条および保険業法第7条に書かれています。
2.商標登録されていないか?
屋号は自由に決めて使えます。
ただし「商標登録」されている名称は損害賠償請求される可能性があるため避けた方が良いです。
サービス名だけでなく会社名や店舗名を商標登録している場合も多いので、類似の屋号には気を付けましょう。
商標登録されているか確認する場合は
を使って検索してみてください。
3. 会社名では使えない文字がある
会社名では使えない文字があるのでそこまで考慮して屋号を考えましょう。
屋号を決めるの時の8つのアイデア

- 店名をそのまま使う
- 地域名を入れてみる。「お客様が定期的に通うタイプの職種」に特に有効です。
- 事業内容・専門性がわかる。「足専門のマッサージ師」「アレルギー対応のできるパン屋」「youtuber専門の動画編集者」などなど・・。
- 経営理念を表している。
- 造語を作ってみる。いくつかの言葉や単語を組み合わせてみる。
- わかりやすい文字を入れてみる。~ストア、~工房、~サロン、~ハウス、~研究所、~塾、~製作所、などなど・・。
- 占いで吉画数の屋号を考えてみる
- ドメインを取ることまで考えて。たとえ実店舗での運営でもネットの利用は必要なのでドメインの取得は不可欠です。
どんどん調べてみよう
お名前.com を使って使えるか?調べておくといいでしょう。
必ず確認しておいてください。
できるだけ検索上位に載せたいのでしっかり考えましょう。
屋号はいつでも変更できます。
屋号は決められたルールの中であれば「自由に名乗って良いもの」です。
なのでいつでも自由に変更できます。
もしも開業届に記載している場合でも、確定申告書などには新しい屋号を記入すればOKです。
ただし実店舗の場合、たくさんの看板やチラシ、取引先との兼ね合いもあります。
「屋号付きの銀行口座」を取得している場合は名義変更の手続きが必要です。
よーーーーく考えてつけてほしいものです。
まとめ

・屋号とは個人事業主が「事業の名称」や「店舗の名前」として使用するものです。
・屋号は無理に付ける必要はありません。
・屋号をつけるメリットが二つあります。
1.「事業内容・専門性」が伝わり信用度が上がる
2.屋号を付けた口座を開設できる
・屋号をつける注意点が三つあります。
1.使えない文言がある
2.商標登録されていないか?
3. 会社名では使えない文字がある

・屋号を決めるの時のアイデアが8つあります。
- 店名をそのまま使う
- 地域名を入れてみる。
- 事業内容・専門性がわかる。
- 経営理念を表している。
- 造語を作ってみる。
- わかりやすい文字を入れてみる。
- 占いで吉画数の屋号を考えてみる
- ドメインを取ることまで考えて
・ 屋号はいつでも変更できます。

いろいろヒントをありがとうございます。
大事なのは「このお店は何屋か?」「覚えやすいか?」「ネットで使えるか?」ですか?
うーーん。がんばって考えてみます。

がんばってください。
私がパンやしてた時の屋号はヒミツですが、
覚えやすいように「たった3文字」の店名でした。
ありそうでなかなかない、そんな名前でしたよ。
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